流行りのお笑い&これからのお笑い

お笑いひとつとってもさまざまですが、しかし何で笑いをとるかに関しては流行があるもの。
細かく近年のお笑いのネタの流れでいきますと、数年前は自分の馬鹿さ加減を見てもらって笑いをとる。
というものが大変おおくありました。
例えばクイズ番組で、視聴者よりもだんぜん知能レベルの低いようなちんぷんかんぷんな答えを述べて自分のおバカ具合を披露し爆笑にもってゆくというもの。
クイズ番組には確かに昔からそういう人はつきものでした。
例えば、世界ふしぎ発見でいう野々村真さんのような。
でも、その時代のおバカ具合は半端なく、そしてそういう芸人さんたちが次々と出てくる時代でした。
出典:http://ameblo.jp/dandelion-ocu/
【執筆者】20代後半女性/滋賀
すこし前の笑いのネタとして多かったのが上記のから来たと思われる自虐ネタ
自分の離婚歴をネタにしてみたり、子どもの頃の貧乏ネタ、お笑い芸人をしての売れない時期の生活話をネタにすることが一時とても流行っていました。
視聴者にとっては、わたしはまだマシだ。と思え安心して自分の今の小さな幸せを味わえるので流行ったものと思われます。
そしてその後に来たのが、お笑い芸人の力が丸わかりの話術を伴うすべらない話です。
出典:http://necomuzu.com/archives/40_31/post_111/
これは芸人にとってほんとうに厄介な流行りです。
話術は新しい方法でいくなら感動をうみます。
その話術で笑いだけでなく感動をまでもよんだ人たちとはつまり、松本人志さん筆頭にキム兄さん、千原ジュニアさん、ほっしゃん。さんに大輔さん兵頭さんバカリズムさんたちだと思います。
そして誰かの話術を真似してすべらない話をすると、「だれだれっぽい話し方だな」とばれやすいものです。
ではさて今の笑いとそして今後の笑いとは・・・
今の笑いは自分の好み(すこし変態じみたところを含めるとよりおもしろい)主張でうけを取る。
というものが多い。
自分の奥さんを周りが引くほど可愛がっている様子を語ることや、ある商品をこよなく好む自分を語ること、またあるレストランに通いつめている変な自分。
そういったことを視聴者に語っていくことで自分もなにかハマるくらい打ち込めるものがほしいと思わせるなにか力が湧いてくるようなことを話題にした笑いが多くみられています。
では気になるこれからですが・・・
なかなか見えにくくも思いますが今後は景気も上昇していることもありすこし日本の明るい兆しをネタにしていく笑いが受けていくように思います。
しかし暗い時代ほど視聴者はお笑いから力をもらいたいもので、自然と経済的にも安定し見通し明るくなってきたらお笑いの力に頼ることが減ってくる。
というのがいままでみられた傾向です。
その傾向をぶっちぎるほどの、そしておもいっきり弾けとんだ、ちょっと小島よしおさんやくまだまさしさんのようなあほっぽいけど世界的にも通用する笑いで昭和の最後に流行った笑いにもっていくなら、今後の芸人さんたちは安定したギャラが得られるのではないかと思う今日この頃です。
【執筆者】20代後半女性/滋賀