帰れま10に見る東京での銀シャリの違和感について

タカトシがMCを勤める帰れま10の銀シャリ、メイプル、みやぞんが焼肉店で繰り広げた回(テレ朝=2017年9月15日(金)23:15~24:15、ABC= 2017年9月15日(金)24:24~25:24放映分)での銀シャリのトークに大阪時代と異なる点を感じました。
この放映分は、現在勢いのある芸人が3組出場したもので、元々関西で活躍し、M-1でチャンピオンになり、東京進出を果たした銀シャリもその1組として参加していましたが、少々違和感を感じ、最近東京進出した他の芸人との対比で少し考えさせられました。
帰れま10での銀シャリ
出典:http://natalie.mu/owarai/news/248852
関西ローカルでは、銀シャリはもっとリラックスして大物芸人にも上手なトークを展開していますが、今回のテレ朝で収録された番組では、何となく関西で見ていた巧妙さや元気さが見受けられませんでした。
特に橋本にはその傾向が強く、少々首を傾げたくなる稚拙なトークに感じました。
元々東京で活躍を始めた芸人は、東京で活躍する先輩芸人とのトークにも慣れているのでしょうが、関西で活躍し東京進出した芸人は、中々上手く絡む事が出来ないようです。
MCがアナウンサーや関西で活躍して東京進出した芸人の場合と、元々東京の芸人とでは回し方や絡み方に微妙な差があるのでしょう。
特にMCがタカトシという関西人から見て少し癖のある芸人だったせいかも知れません。
尼神インターとダウンタウン浜田の絡み
出典:https://www.lmaga.jp/news/2017/02/20424/
これと対比してダウンタウン浜田と最近東京進出した尼神インターの絡みを思い起こしました。
この両者は、浜田が可愛がっている様で、関西で放映されている毎日放送の「ごぶごぶ」等での共演を何回も見ています。
浜田が元々尼崎出身で、関西で活躍しての東京進出で、未だに関西の波長を忘れずに、しっかり主導して回している事が要因かも知れませんが、尼神インターのトークは変わらず、むしろ関西時代よりも最近の方が伸びた様にも感じます。
こうした違いは、MCの差と関西から東京に進出した芸人個々のスキルにもよるのでしょうが、色々と考えさせられる面があります。
関西人として思うこと
関西芸人は、東京進出の難しさを語る事も多いですが、芸人でない者にとっては、中々理解できない面もありました。
しかし、今回の番組での銀シャリ、特に橋本のトークのギクシャクした感じから、実際そうした事があるのだと改めて感じました。
銀シャリは、どちらかという正統の漫才をする方であり、関西芸人のある意味王道を進んで来た芸人です。
関西人としては、しっかりと東京のトーク番組でも活躍し、関西芸人・M1チャンピオンの意地を示して欲しいと思います。